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滑走路を使用しているところや、阿蘇のようにウマの背のようになっているところもあり、オーバーランして着陸点を通過すると、下り坂になってしまうところもある。西ドイツのレーン滑空場も、同じような地形である。
わが国のように滑空場にめぐまれないところでは、大部分の滑空場が河川敷を使用している。そのうち、堤防の外側には、民家や道路があるので、それらに危険を及ぼさないように、ウインチ素の落下には、特に注意する。これは、パイロットばかりでなく、ウインチの運転手(助手)やリトリーブ係等の全員が、神経を使わなければならない。ウインチを使用している場合には、索の落下範囲を考慮して、1−34図のように、堤防側を避け、川側に落下させるように注意する。
吹流しは、堤防の影響を考慮して、堤防の上が、堤防よりも高い位置に配置できればよいが、堤防にくいや吹流しを立てることは、建設省から禁止されている。ピストの位置も、全体を見渡せる位置に配置すべきである。特に、風向

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